【マコデス・ペトラとは?】
マコデス・ペトラ(macodes petola)は、東南アジア原産のラン科マコデス属の植物です。
花を楽しむ洋ランとは違い、葉の模様を楽しむ観葉植物で、その美しい葉模様から宝石蘭(ジュエル・オーキッド)とも呼ばれています。
ジュエル・オーキッドと呼ばれるものには、本種を含むマコデス属のほかにドッシニア属(Dossinia)やアネクトキルス属(Anoectochilus)などが知られていますが、「ジュエル・オーキッド」の名で流通しているものは大抵の場合、本種マコデス・ペトラのことを指しています。
おもに葉を楽しむ種ですがラン科の植物というだけあって、とてもキレイな白い花を咲かせてくれます。
マコデス・ペトラの育て方は?
目次
【日当たりと置き場所】
マコデス・ペトラは、湿度の高い熱帯雨林に自生しています。
ですので、強い光は非常に苦手です。直射日光のあたるような場所での育成には適していません。
また、高温多湿を好む植物ですので、エアコンの近くなど乾燥しやすい場所は避けるようにしましょう。
【水やり】
マコデス・ペトラは、多湿を好みます。1日1回程度、霧吹きなどで葉水を与えるようにします。
用土が乾ききる前に、鉢底から水が流れ出るぐらいにたっぷりと与えてあげます。
【用土】
市販の観葉植物用培養土で問題ありませんが、マコデスを含めジュエルオーキッドと呼ばれるものすべてについて、水苔での育成が状態良く育てやすくオススメです。
【肥料】
特に肥料は必要ありませんが、月に1回程度を目安に液体肥料を少量与えても良いでしょう。
【冬の間の維持】
熱帯原産の植物ですので寒さには非常に弱い植物です。
空気が乾燥気味となる冬は、高い湿度を好むジュエルオーキッドにとってとても厳しい時期となります。
乾燥対策として高い湿度が維持できるような密閉気味のケースや温室などで管理するなどしてあげるとよいでしょう。

マコデス・ペトラ(ジュエル・オーキッド 別名:宝石蘭)
マコデス・ペトラを育てる上でのポイント!
【育て方のポイントを2つ】
- 直射日光はNGなので必ず屋内で管理すること!
- 乾燥に弱いので水やりと葉水は多めに!
マコデス・ペトラの増やし方は?
ジュエルオーキッドは主に株分けで増やすことができます。
【株分け】
マコデス・ペトラを大きく育て上げると、脇芽を出してくれますので切り離してあげることで株分けすることができます。
その際、きちんと根がついた状態で切り離すのがポイントです。切り離した子株は水ゴケで管理します。
ジュエルオーキッドはどこで買える?
【マコデス・ペトラの販売店】
マコデス・ペトラの流通量は決して多いとは言えませんが、大きな園芸店などであれば置いてあることが多いです。