【ハオルチア・オブツーサとは?】
ハオルチア(ハオルシア)・オブツーサ(Haworthia obtusa)【ユリ科・ハオルチア属】は、南アフリカ原産の多肉植物です。
南アフリカの限られた地域にのみ自生しており、ほとんどの種が藪の中などに生えています。
ぷくぷくっとした透明感のある葉がとてもかわいらしいことから、非常に人気のある多肉植物です。和名を「雫石」と言います。
ハオルチア・オブツーサは、多肉植物の中でも育てることが容易な種ですが「キレイに育てる」のは難しかったりもします。
ハオルチアの仲間は多肉植物の中でも人気の一角を占め、交配などが盛んに行われ多くの改良品種が作出されています。オブツーサのように葉に半透明の「窓」をもつ種類と、硬くて尖った葉を持つ種類があります。
斑入りのものや窓の模様の入り方などによっては数十万円、数百万円もの価格で取引されるものもあります。
ハオルチア・オブツーサの育て方は?
目次
【日当たりと置き場所】
ハオルチア・オブツーサは屋内でも屋外でも育てることが可能ですが、直射日光があたるような場所は厳禁です。直射日光に当たると葉焼けを起こします。
逆に暗すぎても葉が徒長してしまいますので、風通しのよい明るい日陰が育成にもっとも適した置き場所となります。
また、雨の当たらない場所に置きます。
【水やり】
春と秋の生育期は、用土が完全に乾ききる前(用土の表面が乾いたぐらい)にたっぷりと水を与えるのがポイントです。
ただし、成長が止まる夏と冬は水やりは控えめにします。水をあげすぎると葉が徒長したり腐ったりしてしまう場合があります。
【用土】
水はけと水持ちがよければ、どんな用土でも丈夫に育ちます。迷ったときは、市販の多肉植物用の用土を使ってあげれば大丈夫です。
【肥料】
特に必要ありませんが、春と秋の生育期に緩効性肥料を、少量、施肥してあげても良いでしょう。
【植え替え】
春と秋の育成期に一回りおおきな鉢に植え替えてあげます。
また、植え替えのタイミングで株分けを行ってもよいでしょう。
【夏と冬の休眠期間の維持】
高温多湿と寒さにはとても弱いです。冬は屋内で育て、窓際などの明るい場所で管理するようにしましょう。
水やりについても控えめにします。肥料も与えません。
ハオルチア・オブツーサはとても丈夫な植物。これだけ押さえておけば大丈夫!
【育て方のポイントを2つ】
- 徒長させないためには、明るい場所に置き、水をあげすぎないこと。
- 高温多湿が苦手。
徒長してしまうとハオルチア・オブツーサのかわいらしさが台無しです!
ハオルチア・オブツーサの増やし方は?
【株分け】
株を根元から切り分けることで株分けすることができます。
ハオルチア・オブツーサはどこで買える?
【ハオルチア・オブツーサの販売店】
ハオルチア・オブツーサは透明感のあるぷっくりした葉を持つ美しい多肉植物です。園芸店やホームセンターなどであれば容易に入手可能です。
気に入った種類がなければ通販なども利用するとよいでしょう。